ご家族、ご親族、関係者が亡くなられた場合に起こる故人様の遺品整理。
小さいワンルームマンションでも費用が掛かるので、自ら遺品整理をするご関係者様がいらっしゃいますが、これは後々、トラブルに発生することがあります。
トラブルの原因として主に3つご紹介させていただきます。
1つ目は「整理、撤去の際に室内の壁やドアを傷つけてしまう」ことです。
重い家具や寝具などの運搬は場合によって3人から4人で運ばないと、前述の通り室内を傷つけてしましますし、運搬方法もある程度の知識が必要です。
通常、物件解約の際にはリフォーム費用が掛かりますが、普通に生活をすれば発生する傷や損耗は家主が負担します。ただし、入居者やご遺族様が壁紙やドアなどを傷つけるとご遺族様の負担になってしまいます。
また、もともと物件の設備としてあった、エアコン、電気、ガスコンロなどを知らずに処分してしまうと、家主様より別途、請求が発生してしまします。
せっかく、撤去費用を抑えるために自ら整理をしたのに、かえって余計な費用を発生させてしまうのはもったいないですよね。
2つ目は「ゴミなどの分別が非常に大変」だからです。
一人暮らしといえど、整理する物は多岐にわたり、量もそれなりにあります。
家具が多ければ、軽トラック2、3台分を自らで処分しなければなりません。
また、物件のある自治体によって、分別やゴミを出す日に違いがあり、粗大ごみの処理方法などを調べるのも一苦労です。
ここ最近は、ゴミの分別が多岐にわたり、「まとめてゴミ袋に入れてゴミ出ししても回収してもらえません。」何回も回収日当日にゴミを出すのは非常に大変で回収されなかった場合、物件近隣の方にも迷惑を掛けてしまします。
最後は「物件内の家具、家電が故人様の所有物かわからない」ことです。
よく発生するのは「撤去後に高価な家電や家具などの所有者が現れて、撤去した物品を返せまたは弁償しろ」と言ってくる場合があります。
故人様がその人から借りていた物なのか、購入した物なのか、元々、物件にあった物かわからない場合にどう対処したらよいか非常に困ってしまいます。
前項1にも述べましたが特に照明、ガスコンロ、リモコン(エアコン、照明)は注意が必要です。
自身で対応できない場合、弁護士などに依頼すると依頼料が発生しますし、弁護士によっては落としどころとして数万円を所有者を語る方に支払って解決するという方法を使います。
これらのことを踏まえると、関係者のみで行う遺品整理、撤去、処分は非常にトラブルを招きます。
このような事態になる前に少しでも不安があるときは一度、弊社にご相談ください。
できる限り、お客様ご希望に添えるよう尽力いたします。